日経BPnetより スパコン、IBMは首位を守れるか 次世代機はプロセッサ企業が主導へ 

日経BPnetより スパコン、IBMは首位を守れるか 次世代機はプロセッサ企業が主導へ  

スパコンにはいくつかの要素技術がある。 具体的には、プロセッサコアの性能、コア数とチップの集積度、放熱・省電力技術、チップ間・ノード間の通信速度、ストレージとの入出力バンド幅、そしてソフトウェアの並列度。欠けているものがあったらごめんなさい。

それぞれの要素が競い合うように伸びているので、1つの要素が突出して伸びるとバランスが崩れて他の要素が足かせになり、仕方なくそれを引っ張り上げる。その中で、一番受けないのがソフトの並列化で、ハードの高速化に比べて問題個別の対応になる(一般則が「ない」)ために1つの進歩のインパクトが小さい。でも必要だと思うのだが。

それにしても、事業仕分けのときに「2位ではなぜいけないのですか」という議論は、どこへ行ってしまったのだろう。たとえばCERNの加速器のように、スパコンも共同研究の場として公開するようなことにならないのか? (国内に限れば、誰でも使えるような施設になっているようだが) それとも、とても混んでいるのか?