「うるう秒」を実施 09年以来、情報通信機構 教わった「常識」と違うんですが…
「うるう秒」を実施 09年以来、情報通信機構 産経のページであるが他の新聞でもそれほど変わりはない。おもしろいのはやはり、この写真にある 8:59:60 の表示である。 今まで理科や算数で習った8:59:59の次は9:00:00という常識(そういうものだ=真実?として教えられていた)が崩れているのだ。
気になるのは、「常識」が「真実」に置き換えられることで、小・中・高校では徹底してそういう教育だったような気がするのだが、大人になってみると真実かどうか疑わしいことも随分あることが分かる。あるときには59:60を作らなければならないのである。時刻がずっと一様に進んでいるというのも、違うことになる。 脱線だが、UNIXオペレーティングシステム上の時計は1970年1月1日を0として時刻をそれ以来の秒数で表している。これも狂っているのだな。
時間や時刻の概念は、私には良く分からない。時刻の刻みが一様であるかどうかなんて、原子時計で分かるだけで、振動が一定であるということ、いや逆にそれを一定とするように時間の進みを決めるということなのだ(と思うんだけれど)。長さや重さはある程度目に見えるものがあるし、加算的つまり1グラムのものを2個置けば2グラムになるので、分かりやすい。時間は体感的に足すわけにいかないではないか?
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(2012-07-02 追記) CNET Japanに うるう秒の挿入で複数のサイトに障害が発生 という記事が出た。この記事にも言っているように、うるう秒の挿入は既にかなりの回数行われているはずであるのに、ソフトが問題を起こすというのはどういうことか? しかも、些末なアプリケーションではなく、システムの基幹になるような Cassandra や Hadoop にトラブルが起こるとは、どういうことなのだろう。 『想定外』という例のキーワードを使わなければならないのだろうか?
(2012-07-03 追記) 日経ITProの記事 「うるう秒」障害がネットで頻発(WIRED.jp) によると、上記以外にもLinuxにすらトラブルがあったのではないか、とのこと。参照されている記事 Anyone else experiencing high rates of Linux server crashes during a leap second day? によると
Just today, Sat June 30th, 2012 – starting soon after the start of the day GMT. We’ve had a handful of servers in different datacentres as managed by different teams all go dark – not responding to pings, screen blank. (未確認のようであるが)