ねとらぼ: 慶応SFCの入試でまさかの「数独」が出題され受験生困惑 ~ いいのかねぇ?

ねとらぼ: 慶応SFCの入試でまさかの「数独」が出題され受験生困惑.

面白かった。電車の中で解いてみた。10分ぐらいかかった。みんなコメントしているように、灰色制約が肝だった。

で、「いいのかね?」

いいと思う。もちろん、数独を普段やっている人とやっていない人で、不公平だ。でも、試験なんてそんなものだ。たまたま知っていることが出れば、初めて見るよりはうまく答えられる。「ヤマをはる」というのと少し違うだろう。普通の入試問題でも同じこと。大事なのは、受験者の何を見たいのか。頭の柔軟性? いいと思う。 昔の海軍の士官学校の入学試験で、とんでもない問題がよく出た、と語り草になっているが、それと同じことではないか。

今の受験制度の「公平性」「妥当性」の議論は、何か外れているように日頃思っている。まあ、公立学校は税金で運営されるのだから、納税者の言うとおりにせざるを得まい。しかし、私立学校はどうだ?たとえ親から非難ごうごうであっても、「いや、これは私どもの教育したい学生を選抜する試験であります。」と言い切れれば、どんな試験をしてもよいではないか。「私どもは、天才を見付けて育てるのです。従来の学校の勉強は一切問いません。自分で疑問を持って自分で試すような人を、面接で見つけます。エジソンだってアインシュタインだって、学校の勉強にははまらなかったと言うではないですか。」というのもいいだろうし、「私どもは、出来ない子を一人前に出来るようにします。だから、既にできる子には興味がありません。普通の学力試験をしてその中から出来ない子を選びます。できる子は落とします」(出典忘れた)というのもありだろうし。

というわけで、今回の「数独」入試は、「何を評価したいの?」を明確にしてくれたら◎。 さて、うちは何しよう?