スラッシュドット・ジャパン: 講談社「ブルーバックス」の人気52タイトルが電子書籍化 ~ 高校生に読んで欲しい本がたくさんあるんだが
スラッシュドット・ジャパン: 講談社「ブルーバックス」の人気52タイトルが電子書籍化.
ブルーバックスは昔から科学の啓蒙書として不動の地位を築いて来たと言えよう。 大学の図書館でも片端から揃えてもらっている。 特に最近は学生・生徒が本を読まなくなったので(クラスで手を挙げてもらって驚いたが、ほとんど読まないのだそうだ)、是非こんな本から手にとって欲しいと思っている。
それで、電子書籍化。 便利になって、学生たちや高校生が気軽に手に取れるようになるなら、そんなよいことはない。
のだが、のだが、残念ながら値段が紙の本と変わらないのだ。 いや、ブルーバックスの値付けに文句を言うつもりはない。 新書版で、あの値段で供給してくださることに大いに感謝している。 でも、せっかく電子出版になったのだから、もっと安くならないものか? 印刷がいらない、本の運搬がいらない、在庫があっても場所を食わない、安くなる要因はたくさんあると思うのだが、素人考えだろうか?
以前どこかの記事で、電子コンテンツの値段の国内外の格差問題について議論されていた。日本国内は例の「再販制度」のために、電子出版といっても安く出来ないらしい。 Amazonのように米国内からネット越しに商売している(少なくともそういう形になっている)場合でも、いろいろと交渉はあったようだが結局同じ値段になったらしい。これは国外で出版された輸入本の場合だったかもしれないが。 国内で出版されている本だと、ますます値引きしにくかろうが、でもおそらくコストは安いはず、とどうしても思ってしまう。 とにかく、啓蒙書は安くあって欲しいものだ。