スラッシュドット・ジャパン: 高専プロコン、「サイコロの個数を数える」という課題に対し人力で数えたチームが優勝
スラッシュドット・ジャパン: 高専プロコン、「サイコロの個数を数える」という課題に対し人力で数えたチームが優勝.
全国高等専門学校 第23回プログラミングコンテストが10月13日、14日にかけて行われたのだが、このコンテストの競技部門の結果が話題になっている。
競技部門のテーマは、「大きさの異なる3種類のサイコロの数を数える」というもの(募集要項PDF)で、画像処理によってサイコロの数を数えることが想定されていた。しかし、実際に優勝したチームは人力でサイコロの数を数えていた(「サイコロの数を手動でカウントするためのカウンターソフトウェア」を開発した)をことが判明、「プログラミング」の意義が問われる結果となった(市況かぶ全力2階建)。
ツイッタ-を見ると、どうも他のチームもほとんどが人力で数えたらしい。「画像認識は難しすぎる」という声もあったとか。
これは、なかなか面白い問題だと思う。 プロコンの「あるべき姿」論はそれはそれで考えてもらうとして、画像認識するより人力を選んだその柔軟性は褒められるべきかもしれない。 プログラムに明け暮れていると、つい何でもプログラムでやろうと思ってしまうが、実はちょっとした手続きややり方の工夫でぐっと簡単になったりすることもある。 そういう着眼を失わないでほしいと思うので、その点を褒める。 さて、このプロコンで与えられた問題で、人力で数えるのが本当に「ベスト」かは、それは問題の状況を分からないので、何とも言えないのだが。