WIRED.jp: 「家庭用植物工場」で食材も自宅でつくる時代へ ~ まだまだ、これからだね

WIRED.jp: 「家庭用植物工場」で食材も自宅でつくる時代へ.

面白いというか、裏庭で家庭菜園をやりたい者にとってはうれしいかもしれない。

家庭菜園との共通点は、植物の育つさまを楽しめることと、安心して使える野菜、新鮮な野菜が手に入るということだろう。

家庭菜園との大きな違いは、

  1. 必ずしも裏庭がなくてもいい。また栽培する分量が面積に制限されない。家族の食べるものをすべて家庭菜園で作るとなると、相当に広い面積が必要になる。機械なら、うまく作れば何段にも重ねて作ることができる。ただし背の高いもの、たとえばトマトとか果樹とかは具合が悪かろう。
  2. 季節によらない。家庭菜園の大きな問題は、旬の時期で、マーケットで安く売っているときに、大量に収穫できること。その前後の高い時期には採れない。 工場にすると、温度も日照時間も制御できるから、エネルギーさえかければではあるが、いつでも欲しいものができるだろう。
  3. エネルギーが必要なこと。水・光・温度、どれをとっても工場の場合は人工的に供給するのだから、エネルギーつまり電気代がかかる。しょうもないもの(安価なもの)を作るのだと、電気代のほうが高くつくだろう。 日光や気温を最大限利用する工夫はコストダウンに対して必須だろう。
  4. 水耕栽培にするケースが多いので、連作障害などは起こりにくい。これはよい点だろうが、一方で微量元素が十分に供給されない可能性がある。
  5. 受粉などが必要なものは、工夫が要るだろう。

というわけで、「何でも作る」というのは結構難しい。今のところ、工場生産に適した作物が限定されているように思うのだが、どうなのだろうか? もしなんでも挑戦する価値があるのなら、庭で小松菜やら大根やらを作ってみた経験から、それこそ米から芋から野菜から果物まで、何でもコントロール下で作ってみたいとは思う。

日々

Posted by yamanouc