米有名テック系企業が就職希望者に求める「9つのポイント」
ライフハッカー: 米有名テック系企業が就職希望者に求める「9つのポイント」.
アメリカでの話。 日本で同じとは限らないけれど、だんだんに同じようになるだろうし、大体が日本国内市場だけで勝負しようというのが間違い。
名門大学を卒業していると、面接のチャンスは高い
日本で言うところの名門とは意味が違うと思う。本当にいい仕事をする人間を輩出している大学が「名門」ではないのか?
GoogleやAppleは職種と関連性の高いインターンシップ経験者を好む
インターンシップは、色々な意味で大事だと思う。 社会を見るとか社会でのやり方を学ぶ、というだけでなく、大学での学業について社会から見たニーズを理解した上で励むというのは、よいポイントだと思う。 学生諸君が「就活の一部として顔を通しておくために」という考えているとしたら、疑問。
大学での専攻はとても重要
難しいところかもしれない。 企業が欲しいのは、多分その分野における基礎とセンスだろう。 目先の知識はすぐ古びるのだから、大学で積み込んでも役に立たなくなることが多い。 でも、だからといってまったく別の分野というのもどうか? もし大学で専攻した分野が、就職後の仕事に対して何らかのインサイトを与えるのなら、それは価値があるし、そういう主張を自分でも出来るだろう。 本文で出てくる「芸術史」だって、もしそれがよいインサイトを与えるなら、それは価値があるだろう。 しかし、かなりの人はそういう専攻を、自分にとってもどうでもいいがたまたま選んだもの、と考えがちな気がする。
術史などを勉強するのはとても魅力的で、楽しい選択です。しかしながら、GoogleやAppleで働きたいのであれば、あまりオススメはできないそう。McDowell氏はいっています。
大規模なテック系会社はボランティア精神のある人を求めている
本文に書いてあるような、ボランティアワークの枠組みで仕事に関係あること、というのは、確かにうまい話ではあるが、そう転がっているわけでもあるまい。またそこだけをフォーカスするような企業は、働きやすいとも限るまい。 それよりは、人のことを考え、人に役に立つように仕事が出来る人間が、求められるのではないか?
ちゃんとした読み書きができる人は重宝される
これは絶対に必要不可欠。 大学で求められるレベルでは足りないと思う。 というか、日本では高校も大学も、きちんとした大人の読み書きそろばんを教えていないと思う。 とても問題なのだが、大学でその手の教育をするのは「なぜか」難しい。
大学教授と仲が良いことは大きなプラスになる
きちんとした学生であれば、教員は喜んで推薦状でも何でも書くだろう。 問題は2箇所あって、1つは学生自身が「きちんとした」状況ではない場合。もう1つは大学教員が何を言っても企業は聞く耳を持たないことがある場合。 前者は、授業にも卒業研究にも人生にもまじめに取り組まない奴が結構いる。こういう学生には、推薦状を書いてくれといわれても断るしかない。 後者は、残念ながら、企業はなぜか大学を信用しないことが多々あるということ。
「他の職種への理解」は強みになる
これはどの業種であっても大事なことで、間口が広い方が企業にとっても使いやすいし、また活躍の場が広がる。間口が狭いと、考えが柔軟になるし、他の分野からの思いつき(アナロジー)がうまく行くことが実は多い。
起業家は優遇される
いわゆるベンチャービジネスの起業でなくても、何か人を組織して動かした経験のある人は、企業の中でもうまく仕事が出来ると思う。 既存のクラブのマネージャをするよりは、新しくクラブを作った学生の方が、高く評価されるだろう。
GPA(大学での成績)はそこまでみられない
日本ではこれを言われて長い。 確かに、社会人としての能力は大学の成績とは直結sないだろう。 一方で、個人的にはある程度相関があると思ったりしている。 成績がよい学生は概して、ものごとに対してまじめに取り組むので、古い組織の中でまじめに仕事に取り組むことは優れているような気がする。 大学の入試でも同じことを言うのだが、高校までの成績が大学での勉強の出来不出来にどうつながるのか。 人によるだろうが、高校までの記憶・練習中心の勉強とはかなり違って、大学では自分で考える脳力を求めるにもかかわらず、高校の成績のよい学生が、ある一定レベルまでは早く達するように見える。それから先の、突出した思考とかアイデアとかは、高校までの成績にはよらないと思う点も多いが。
というわけで、キャリヤ教育でよく言われる「コミュニケーション力」などは本質ではなくて、こういう業種で必要なのは多分、最低限のスキルと、自立性・自律性と、幅の広さと、前向きな意欲、なのだろうという気がする。