朝日新聞: 東大、授業をネット配信 9月から2コース、履修証も 〜 MOOC経由だそうで、英語だそうで、世界と競うつもりらしい
朝日新聞: 東大、授業をネット配信 9月から2コース、履修証も
曰く
東京大は22日、オンラインで誰もが無料で授業を受けられる「MOOC(ムーク)」というサービス向けの授業映像の配信を、9月から始めると発表した。
(中略)
東大はまず、藤原帰一教授の「戦争と平和の条件」▽村山斉・カブリ数物連携宇宙研究機構長の「ビッグバンからダークエネルギーまで」の2コースを英語で配信する。学習時間は週5時間程度、期間は4~5週間を予定。コースは段階的に拡充
ということで、世界と競うらしい。内容的に勝てるのかな?
翻って、うちの大学の場合、英語で授業をするという時点で、英語で授業を聴ける学生が圧倒的に少ない問題にぶつかるだろう。誰もいない教室で一人講義をする。寂しいだろうな。中身は、ニッチな分野でのみかもしれないけれど、とにかく世界で通用する先生もいるのだが。
なぜ高校までで、(こんなに時間をかけていながら)、一通りの英語を「マスター」しておいてくれないのだ? 「マスター」とは、まあ聞けて読めて書けて質問できるぐらいでよい。これが高校までで済んでいれば、大学は外国と平気で人を交流できるし、外国人の先生を雇えるし、逆に日本人の先生も外国で商売できるレベルになるだろう(そうでないとクビになる、外国から雇ってくればいいのだから)。
間違えないでほしい。決して英語を公用語にしろとか言っているのではない。ただ、中学と高校の英語の授業を、ホンモノにしてほしい、とそれだけである。なぜそれだけのことができないのだろう? と思ったりする。