スラッシュドット・ジャパン: 本家より「5倍速い」PythonベースのRuby実装が登場 〜 まだまだこれからのようだけれど…

スラッシュドット・ジャパン: 本家より「5倍速い」PythonベースのRuby実装が登場.

で、元記事は 本家の5倍速? Pythonで実装したRuby処理系の「Topaz」が登場 でかなり詳細に書かれている。元記事のポイントを抜き書きすると、

ただ、Pythonといっても、Python言語で書くのが主眼なのではなく、Pythonエコシステムで高速処理を目指して作られた「PyPy(パイパイ)」の成果物の上に実装したというのがTopazのようです。

Topazは正確にはPythonではなく、RPythonと呼ばれるPythonのサブセットの言語で書かれています。

RPythonのRはRestricted(制約ありの)の意味で、Pythonを型推論による静的型付け言語のように扱うために作られたようです。RPythonで書かれたコードはCやJVM上のバイトコード、CILなどに変換でき、かつJITが効くので、RPythonは多くの場合、CPythonよりも高速だということです。以下、PyPyのマイクロベンチマークの表を1つ引用します。平均して5.6倍とあります。

ただ、TopazはRuby 1.9.3互換ということですが、今のところ、ライブラリの大部分、標準メソッドの多くが未実装であるほか、スレッドやファイバ、call/ccは未サポート、メソッドの可視性制御も未サポートなど本当に始まったばかりのプロジェクトです

ということのようで、興味大有りです。