Discovery News: Drone Sub-Hunter to Patrol Seas ~ 海でもドローン

Discovery News: Drone Sub-Hunter to Patrol Seas.

ドローンというと何となく空を飛ぶ無人飛行機のようなものを想像していたが、別に飛行機でなくてもいいわけで、これは船らしい。 最近の無人飛行機の話題は、偵察目的で飛ぶが敵に撃ち落されても人的被害が無い、といった文脈が多いように思う。 ここで紹介されているものは、目的こそ潜水艦の偵察だが、どちらかというと人的被害抑止というよりは長い間ぶらぶらしてくれる、という感じに読める。(間違っているかもしれないが)

技術的な挑戦は、人が関わらないで済むような自律性の維持のようで、何が起こってもうまくやる、というのが狙いのようだ。更に、本文に曰く

“The challenge is to create a planning system that is able to track the submarines and at the same time to avoid surface traffic in a way that confirms to the rules of the road,"

ということで、敵潜水艦を追跡し続けるという目的と、他の水上トラフィックを妨げないという点と、更に上に言ったとにかく何が起こっても追跡し続けるという点と、それらを両立されるのがおもしろいのだろう。

無人機材は、確かに人的を免れる利点があるが、それでも破壊されたり故障した時の周囲・環境への被害は存在する。 無人爆撃機が故障して自分の上に降ってくるのも嫌だし、無人の船が原子炉動力を使っていて破壊され放射制物質がまきちらされるのも嫌だ。 じゃあ、原子力潜水艦が破壊されたことが無いか、と言えば、多数ある(はずだ、公表されていないけれど)。 ホントは汚染している(冷戦時代に汚染していた)のだろうな。 ただ、有人と違うのは、有人だとまだその乗組員の人命の尊重が頭にあるからそう無茶もしないし節操なく繰り出したりもしないだろうが、無人だと際限なく使ってしまいそうなこと。 などと考えるのはばかばかしいのだろうか?