CNET Japan: 2012年「ロボットの殿堂」入りロボットと候補者たち ~ 「人型」ロボットが選ばれているのは何かある?
CNET Japan: 2012年「ロボットの殿堂」入りロボットと候補者たち–業務用ロボットから映画の主役まで.
最近のロボットの進化は目覚ましいものがある。ようやくSFが現実になりつつある。
昔、欧米ではいわゆる「人型」ロボットが受け入れられず、産業機械のようなロボット、言い換えると自律的産業機械が中心である・中心で進む、という指摘を見た記憶がある。どこにあったか覚えていないのだが。 理由もそこで論じられていて、よく覚えていないが、欧米では人造人間に対する反発・アレルギーのようなものがあると書いてあったような気がする。(まちがっていたらごめんなさい。)
しかし、このリストを見る限り、何と、かなりのロボットは頭があり眼があり腕があるような「人型」のロボットである。 たとえば、映画の中のPixerのウォーリー、ショートサーキットのJohnny 5、古いところで宇宙家族ジェットソンのロージー、他方で実用を目指したWillow GarageのPR2、そしてNASAのRobonaut 2。 いずれも人型である。 もちろん、自動機械の形をした、掃除機のルンバ、アフガニスタンでの不発弾処理ロボット、自動倉庫の一環であるロボット台車のKiva、海洋探査ロボットなどのほうが、実世界に既にしみとおっているという意味で先行しているのだが。 更にはBoston DynamicsのBigDogは、人間でない生物の真似をしたロボットの典型であろう。 で、「人型」はもはやタブーではなさそうだ。 (ひいき目には、鉄腕アトムの貢献が大きいはず)
先を考えたい自分としては、先代が機能機械を自動化したメカロボ、当代が人もしくは動物を模擬した自然界系ロボ、とすると、その次の代は何をベースにしたロボットになるのか、興味がある。 下敷きとなるモデルの無い、突拍子もない形のロボットを考えられるのだろうか?