スラッシュドット・ジャパン: Microsoft、Windows XPからWindows 8への乗り換えを要請
スラッシュドット・ジャパン: Microsoft、Windows XPからWindows 8への乗り換えを要請.
さて、なぜ新しいOSへの乗り換えが起こらないかを考えると、魅力が少ないのに対して、コストがかかるからだろう。
記事では企業について触れているが、個人でも同じで、アプリまで含めて乗り換えるのは面倒である。少なくともライセンスのごたごたが発生するのはいやだ。他方でWin7の時も乗り換えによる付加価値は殆ど言及されなかった。否、言及されていたが、心から欲しいと思うものではなかった。 これは何なのか?
自分が唱道者側に立ったものに、IPv4からIPv6への乗り換えがある。この時はあからさまに、「エンドユーザにとってはうれしいことはない」と言われた。ある人は、キラーアプリが無いと言った。 どうなんだ?
ここで垣間見えるのは、既存のソフトや既存のサービスがかなりのレベルに達しており、普通の使い方をする限りはそれ以上は必要ないところまで来ている事実である。少なくもユーザはそう感じている。(サービスの供給側は、新しいサービスは価値があると言っているが、普通のエンドユーザにとってはそれほどの価値がない。)
いや、必ずしもそれは正しくない。たとえばOSやアプリソフトのアップデートはどうだろうか? 自動でバージョンアップしてくれて今まで同様に使えるなら、敢えて否定することもない。 つまり、新しい価値もないが(正確にはバグが減ってウィルス等の被害が減るのだが)、面倒でもないし、今迄通り使えるので、まあアップデートする。 じゃあなぜOSのバージョンアップはそうならないのか? 某MS社が、新しいOSを売ろうとするからか? つまり金がかかるからか? それとも、バージョンアップが通常のアップデートのようには簡単でないからか? タダにして、ワンクリックでバージョンアップできるようにしてくれれば、乗り換えるだろうに。
エンドユーザに「お願い」するぐらいなら、そうしたらどんなものか?