TechCrunch Japan:  今の「メーカームーブメント」は第三の産業革命だ: Wired編集長Chris Andersonインタビュー

TechCrunch Japan: 今の‘メーカームーブメント’は第三の産業革命だ: Wired編集長Chris Andersonインタビュー.

Wired Magazineの長年の編集長でThe Long Tailの著者で“フリーミアム”という言葉を作った”などなど々々で有名なChris Andersonは、近未来の新しいトレンドの萌芽を嗅ぎつける嗅覚の鋭さでも知られている。

その彼に聞いてみたいことと言えば、もちろん: 今いちばん気になっていることは何?

答は、“メーカーサブカルチャー(maker subculture)”だ。ソフトウェアではなく、「物」を作ること。デジタル技術がDIY精神と合体して、小規模に物を作り始める。このトレンドというかムーブメントをすばらしいと感じたAndersonは、Makers: The New Industrial Revolutionという本まで書いた(上の画像)。先週発売された同書(eブックもあり)は、今のメーカームーブメントの本質は第三の産業革命だ、と主張している。

(中略)

今起きつつある革命は、新しい技術を作り出すというよりも、技術を民主化する革命だ。技術が広範な一般大衆のものになり、万人の創造力と活気が、技術の新しい応用を生み出す。それが、第三の産業革命だ。

第三の産業革命は、テクノロジ(コンピュータ応用技術)と物作り(製造技術/設備/機械…)の合体だ。そしてその両者が、万人の机上にあること。

今あちこちで言及される、ちょっとした物作り、電子ガジェットであったりロボットであったり単なる模型であったり、は、もっと奥深い「トレンド」だと言っているように聞こえる。今の「作れるのはソフトだけ」という時代が去って、昔の真空管のアマチュア無線や手作りオーディオの頃のような「物作りを楽しめる時代(+それの一部としてのソフト)」が再来するのだろうか? 本も読んでみたい気がする。