Engadgetから 『動画:Kinectで在庫管理する店員ロボ AndyVision、CMU売店で勤務中』

Engadgetから 『動画:Kinectで在庫管理する店員ロボ AndyVision、CMU売店で勤務中』 まあCMUだからね、という反応は別として、最近は汎用製品、特にKinnectがそうであるようなゲーム利用を初期目標とした(?)デバイスの利用が、面白いように思う。 他の例では、Wiiコントローラを実用に使うとか、脳波を測定してコントロールに使うとか、メガネ型のヘッドマウントディスプレイとか。 いずれも、汎用・ゲーム ⇒ 量産・安価 ⇒ 他の利用方法の開発 というシナリオに乗っている。 一昔前だと、まずはセンサーやコントローラを専用に作って、それを作るためには1台百万円につくのであまり利用法が拡大せず特定用途専用に留まる、といったシナリオが多かったのではないか。

汎用化のおかげで、弱小の(つまり多額の研究補助金をもらえるだけの信用が無い)研究室でもいろいろと実験をして試してみることができるようになったのは、とてもうれしいことである。技術開発のすそ野が広がり、思いがけない利用法が出てきたりするだろう。世の中更に便利になる。 他方で、安価なコモディティであるからそれを用いて真似をすることが容易であり、すぐに類似品が出てくるだろうから、1つの企業が独占して儲けるというシナリオは成り立たなくなるので、うれしくないだろう。一般ユーザにとってはその方が安くて多方面から手に入るのでうれしいのだが。