「GlassはGoogleの未来だ」 ??
TechCrunchの「GlassはGoogleの未来だ」という記事は、タイトルからしてGoogleのちょうちん持ち風だが、その中に出てくる、Googleの≪あちこち散らかっていた(本文曰く「ここ数年、誰が見てもGoogleは迷走していた」)≫路線が、本筋の「“Googleの企業理念は、厳しいリスクを積極的に引き受け、最先端の技術をその未来のあるべき形へと徹底して突き詰めることだ”」に戻るという観測が正しいのなら、それは何にも増して嬉しいことだ。
さてGlassはどうか? 細かいことは良く分からないのだが、ハード的には、既に試され売られている眼鏡装着ディスプレイの延長なのだろうか? 問題はその使い方だろう。 今までのハードの提案は、既存ディスプレイの置換えか、映画館の大スクリーンの代用か、大スクリーンを活用してその中へのめり込む仮想実現とか、さもなければ1つの特定のアプリでの利用を念頭に置いていたように思う。 もし、かけっぱなし、という考えで行くと、単に今のコンピュータのデスクトップが映ることが「よいこと」ではあるまい。 かけっぱなしの中で意味のある一連のアプリ(1つではなくて、生活に根ざすアプリの集合)がユーザを捕らえた時、爆発するのではなかろうか? 多分にApple的発想かもしれないが。