明智憲三郎氏の「本能寺の変 四二七年目の真実」の講演
5月15日(金)の夕方、昭和会館の昭双会で「本能寺の変 四二七年目の真実」の著者、明智憲三郎氏の講演を聴いた。昨年にプレジデント社からこの同タイトルの本を出版されており、そのダイジェスト版のお話である。
ご本人は、本能寺の変で逃れた於寉丸(おづるまる)の子孫という ことだが、本職はIT技術屋さんとか。技術屋さん的な論理の組立てで、本能寺の変の幾つかの疑問を謎解きしようというものである。
歴史の謎解きなのだが、ご本人もおっしゃっていたように、現代の犯罪捜査などの推理に、論理の組立てが良く似ている。本人が書き残した理由とか背景が残っていないのだし、すべてについて間接の証拠があるわけでもないから、どうしても状況証拠に頼ることになる。そのときの蓋然性の判断、つまり推理が面白いということになる。実際お話が面白かったので、本を読んでみたいと思った。
(2010/5/17 追記) カミさんの話だと、今日ラジオで明智氏の対談を放送していたとか。かなりあちこちで講演されているようだ。