お墓の掃除に行く
1年半ほど前に父親が死んで、お墓を受け継いだ。きれいにするのは私の責任になった。この前はお彼岸のときにかなり徹底的に掃除をした。今度はお盆(うちは昔から7月に新暦でやる)だが、その前に、梅雨に入る前にもう一度草抜きをしておいたほうがいい。
今日は天気もいいので、朝からお墓の掃除に行くことにした。
上の写真の右端を垣根に沿って進んで、墓石の後ろから写真を写してみた。ご先祖様、後ろからごめんなさい。背面には何も彫り込んでいない。
よく見ると、垣根のところどころに穴が開いているのがわかる。柘植の木が古くなって一部枯れてしまったので、去年代わりを入れてもらったのだが、まだ育っていないために穴が開いているのだ。特に右端の角の部分の1本が欠けているのが目立っていけない。育つまでしばらくの我慢。
ついでに、裏側の通りからも写真を撮ってみた。
裏側の通りは、人の通行が少ない目なので、どうしても草が茂ってしまう。ずいぶんたくさんの草取りをした。この苦労、写真で見えて欲しいなぁ。
というわけで、ぐるっとひと周り写真を撮ったので、最後にもう一度お参り。ご先祖様、どうもお騒がしゅう。
さて、済んだ。
ちょっとだけ、近所のお墓を探検。近所で目立って大きいお墓を撮ってしまおう。メインストリートに面しているので多分Google Street Viewでも見えている、と思う。
立派なのもそのはず。土岐家の墓。墓誌を撮らせてもらった。
表面がピカピカに磨かれているので映り込んでしまっているが、土岐美濃守源光衛(最後の字は自信が無いが)から始まってず~~っと続いている。すごい。ただただ感動。 でも、こういう殿様ってたいてい菩提寺が今でもあるんだろうになぁ。 まぁ、よく分からないし、詮索してもいけないし。
こちらは、うちとその昔にお付き合いのあった椿さんの家のお墓。
どうもその昔に、お互いに幕臣でご近所に住んでいて、お付き合いがあったとか。
近くにこんなものが立っていた。立派な道標だ。お墓は見に行ったことは無い。道標といえば、以前は大川橋蔵の墓とか東条英機の墓とかの看板も立っていたのだが、最近はやめてしまったようだ。先日霊園事務所に行ったら、「有名人のお墓のマップ」を売っていたので、看板をやめてマップにしたのかもしれない。そういえば、今日も掃除をしていたら「XXのお墓はどちらでしょうか」というおじさん・おばさんがたくさん通り過ぎて行った。お墓参りではなくてお墓巡りだな。
ところで、この霊園のすぐそばを、都電が通っている。いつも都電の線路を渡って行くのだが、天気がいいのでついでに写真を撮ってみた。線路に生えている雑草ののんびり加減と、上を通る高速道路(緑の選の入った高架橋が首都高)、
そして、後ろを見るとすぐそばにそびえる高層ビル(右手前は高層マンション、左奥は多分サンシャインビル)。静かな墓地、のんびりした都電、高速道路に高層ビル、この対比がなんとも言えん。
ちょうど2台の都電が行き違ったので、1枚の写真に収めてみた。左が向こうへ行く都電、右に頭だけ覗いているのがこちらへ来る都電。
さっきは頭だけしか見えていなかったこちらへ向かってくる都電が、目の前を通り過ぎた。遠くにつつじが咲いている。