日経BP: 15年後のための教育を考える先生達

日経BP: 15年後のための教育を考える先生達

この記事は、「ロジカルシンキングの達人になる」というシリーズで、サブタイトルが「常に目的を意識して考える」なのだが、私にとってはちょっと違った意味で興味深かった。前置き部分をちょっと長めに引用する。

 先日ある中高一貫の私立女子校で、先生方を対象に「15年後のための教育を考える」ワークショップをやってきました。15年後といえば、今17歳の生徒なら32歳。仕事を持っているのはもちろん、家族の柱となっていても不思議はない頃です。その時にどんな女性になっていてほしいのかを考えた上で、ではその実現のために自分たち教師は今、何をやるべきなのか、そんなことを一日考えました。

中高校しかも先生向けというと、あまり土地勘のない領域だったので、プログラムの開発はかなり試行錯誤しました。また先生方はとても忙しい中、貴重なお休みの日に参加ということで「テンションは低いですよ」と教頭先生にはおどかされていました。

しかし結果としては、とても良かったと思います。自己紹介からウォーミングアップにかけて徐々に場が盛り上がって行き、ワークに入るとすぐ、熱いディスカッションが展開されていきました。最後に「これからのアクション」を考えた時も、具体的なアイディアがいくつも出ていましたし、「失敗を恐れない空気を作っていく」といった方向性、そして力強い決意が出て来ました。僕ら企画サイドではアンケートで高評価を確認して喜びつつ、次のステップを考え始めたところです。

そんな盛り上がりと安堵感の中、このプロセスを論理思考の観点から振り返っても興味深いのではと感じたので、今回はこの話を書いてみたいと思います。とりわけポイントは「常に目的に合わせて考え続ける」こと。未知の領域に取り組むにしても、メンバーに積極的に関わってもらう場を作るにしても、目的を意識して考え続けていました。

というわけなのだが、実は私自身が今年の教員研修(FD)のオーガナイズをする立場にあって、「ピタッと嵌った」。今までの研修での議論は、1つは教育手法であり、1つは直面している学生の問題・組織の問題などの解決であった。しかし、そのやり方では段々目先だけに囚われるようになり、何のために研修をしているのか、何のために教育をしているのか、見えなくなってくる気がしていた。それで、根底を揺さぶってみたいと思っていた折、この記事を見たので「嵌った」のである。

とは言え、このようなプロの人たちがやるようにうまくできるかどうか、まったく分からない。 われわれは素人だから、ファシリテーションのスキルがまるで低い。全体を支える学校の理念も、それほど具体的なものではない。 その中でうまく議論を掘り下げられるか、かなり賭けとなる。 プロの人たちの援助を受けられるといいのだが、とつぶやきつつ、出来る範囲での工夫をしようと思う。

教育

Posted by yamanouc