TechCrunch: 今年Khan Academyは学習の進捗診断とサイトの国際化に重点, Sal Khanが非営利教育の重要性を語る

TechCrunch: 今年Khan Academyは学習の進捗診断とサイトの国際化に重点, Sal Khanが非営利教育の重要性を語る

この記事にも言っているように、Kahn Academy は非常に大きな、というより少し異常なぐらい大きな評価を受けている。 Kahnの著書「世界はひとつの教室」を見ると、その成功の要因の1つに、単にKahnが技術や方式に優れているのではなく、教育について真摯に学び考えていることを挙げることができる。 彼は教育者なのである。

この記事には、いくつかの目を引くコメントが書かれている。

これまで、好評も悪評もさまざまだったが、非営利団体が手がけている類似のオンライン学習プラットホームの中では、ユーザ数が多すぎるとも思われるKhanのレッスンがいちばん学習効果が高い、というデータが出ている。

とか

しかし彼も認めるように、Khan Academyは生徒たち一人々々への学習指導ができない。たとえば、この人は対数はよく理解したが、三角関数はぜんぜん分かってない、なんてことを、正しく把握し、その事態に正しく対応することが、これまではできなかった。

“また、どの教材ビデオから始めて、その後どう進めばよいか分からない”という声も多い。今年の夏までには良質な診断システムを完成させて、生徒一人一人が自分の学習の現状を理解できるようにしたい”、と彼は言う。

また、評価について、試験がすべてを測ることは出来ないとし、努力履歴を見るべきと唱え、またクリエイティブな作品を重要視するように言っている。いちいちもっともである。

問題は、試験によらない評価の方法や、クリエイティブな作品を評価する方法は、機械化はおろか、人間が評価することすら出来ていないことだろう。 何を良いとし何を不足と判断してよいのか分からないのである。非常に興味深い分野である。

もし、Kahn Academyのような機械化された教育手段が、知識の獲得部分だけに使われ、それ以外の人間的な努力や創造性や積極性の部分は人間がきちんと向き合って育てるのであれば、具合の良い枠組みとなるだろう。 先生は、知識の伝達やその習得進捗に関わる時間を減らし、その分の時間を人間性や想像力の涵養に個別に付き合うことが出来るはずだから。

フリップクラスルームはその考えを推している。 現状での問題点は、その方法論が確立していないことと、何にも増して、学生がそのモードに慣れていないこと、つまり学生が教室で知識伝達を求めること、にあると思うのだが。

 

教育

Posted by yamanouc