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2012.07.12

日経新聞 7月11日 私のマネー黄金哲学 「損して撤退なんてだらしない投資家だよ」外山滋比古さん

日経の7月11日の記事
「私のマネー黄金哲学  損して撤退なんてだらしない投資家だよ」 外山滋比古さん
が、とても面白く感じた。

外山滋比古さんは「思考の整理学」など面白い本をたくさん書かれていて、何冊かは読む機会があったのだが、投資をされているとは知らなかった。その考え方が理に適っていて、納得させられてしまった。記事に曰く

──26年前に出版された『思考の整理学』が再び注目を集め、現在150万部のミリオンセラーです。そんな外山先生が株式投資を30歳から始められていたことを、近著の『「人生二毛作」のすすめ』で知り、正直驚きました。投資歴は既に58年。仲間と投資クラブも作られ、月に1回の会合では先生が中心だそうですね。

 

素人ばかり10人くらい集まって好き勝手なことを言い合ってね、楽しいですよ。モットーは証券会社のいうことは聞かない、安く買って高く売る。銘柄選びよりも、これから社会がどう変わるかなんて話が多いです。

でもユニクロなんかは証券マンが言い出す前から注目してましたし、9・11の同時多発テロのときは近いうちに航空業界が復活して、金属チタニウムの需要が 増えるとみんなで予測し、随分もうけたこともあります。あくまで長期投資で、3年くらいで2倍になる銘柄を探すんです。

 

──それはすごいです。

 

もちろん外れもしますよ。勝率は3~4割じゃないでしょうか。素人ですからうまくいけばうれしいし、いかなくたってしょうがないねと、そう思える余裕資金でやってます。

株式投資はギャンブルだと自覚して、それが楽しいんです。年を取るとリスクを取ることも少なくなってきますからね。株式投資で得られる刺激や緊張感はとてもいいと思います。

 

(中略)

 

──45歳のときに、反対運動をされていた勤務先大学の移転に伴い、大学を辞める決意をされた。それができたのも株式投資で作られた資金があったから?

 

それは言い過ぎですが、職を失っても5~6年は家族が生活に困らない蓄えがあったことは大きかったですね。株式投資は僕にとってはレクリエーション。でも そのおかげで学問という本業でおカネもうけを考えずにすみました。学校の教師は、よく収入目当ての仕事をするのです。僕はそれを一切せず、純粋に仕事をし てきた。仕事が休みの日にゴルフに行く代わりに株式投資をしたという感じでしょうか。

何だか、超越しているようでいて、実社会にしっかり根を張って、でもやっぱり超越していて、というのがとても羨ましい。私自身も大学へ転職する時に、仕事をお金にしないで済むようになりたいな、と思ったものだった。今でも、教育の部分は最低限の生活費を稼がせてもらうためにやっているというところがあるのだが、研究については別にお金にしようとも思わないし、お金にしたければ企業に居た方がずっとやりやすかったはずである。

 

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